でもIPOって、どんなものなんだろう?
でも、もしかしたら普通の株式投資よりも稼げるかもしれませんよ?
IPOとは、どんなもの?
IPOの抽選に申し込んで購入するためには?
新規に上場する企業の株を購入するためには、証券会社で口座開設をして抽選に申し込む必要があります。
IPOの抽選に参加して購入するまでの流れは以下の以下の通りですね。
②仮条件の内容を確認してブックビルディングに参加する
③ 抽選が開始され、当選したら株式を購入する
① IPOを取り扱っている証券会社で口座を開設する
まずはIPOを取り扱っている証券会社で口座を開設する必要がありますが、IPO株はどの証券会社からでも買えるというワケではありません。
また、銘柄によって取り扱う証券会社も変わってきます。
もし証券会社に口座を持っていない場合は、抽選申込みの締め切り日や当選発表日などのスケジュールを確認した上で、期日に間に合うように口座を開設しておく必要がありますよ。
② 仮条件の内容を確認してブックビルディングに参加する
③ 抽選が開始され、当選したら株式を購入する
IPOのメリット ~投資家からの視点~
ここでは投資家からの視点で、IPOのメリットを見ていきましょう。
細かく挙げればたくさんあるので、大きく2つに分けて説明しますね。
・ 購入手数料がかからず、株初心者でも参加しやすい
上場後の初値が公募価格を上回る確率が高い
上場日 | 企業名 | コード | 公募価格 | 初値 |
6/2 | (株)メイホーホールディングス | 7369 | 2,080 | 4,630 |
6/10 | ワンダープラネット(株) | 4199 | 2,560 | 4,115 |
6/10 | (株)テンダ | 4198 | 3,250 | 6,500 |
6/16 | 全研本社(株) | 7371 | 1,350 | 1,506 |
6/18 | (株)Enjin | 7370 | 1,380 | 2,150 |
6/22 | (株)デコルテ・ホールディングス | 7372 | 1,720 | 1,582 |
(※2021年6月分IPO銘柄の一覧をもとに作成)
購入手数料がかからず、株初心者でも参加しやすい
株式を購入する際、通常ならまぶしきの購入代金に加えて証券会社に払う手数料がかかるのですが、IPO銘柄の購入では手数料がかかりません。
つまり、公募価格に購入件数をかけた金額だけで株式を購入できるワケですね。
しかも企業の分析も簡単に済ませますし、上場日に成り行き注文するだけなので、チャートに関する知識も不要。
さらに証券会社を開設して購入代金を用意すれば、手順自体も簡単なので、株初心者でも参加がしやすいですよ♪
(※ただし購入した銘柄を売却する時には、手数料がかかります)
IPOのデメリット~投資家からの視点~
・ 初値が公募価格を下回って損をする場合もある
・ 上場後の株価の動きは予測が難しい
・ 通戦申込み後に資金が拘束される事がある
人気銘柄は当選確率が低いので、当たりにくい
デメリットの最初に挙げられるのは、人気銘柄は当選確率が低いので当たりにくいという事。
IPOでは初値が公募価格を上回る場合が多く、当選した場合は利益を出せる可能性が高いのですが…
そもそも人気銘柄は当選する確率が低いので、実際に私益を出せる確率はアナタが思っているほど高くはありません。
IPOの抽選には多くの投資家が申し込むため、どうしても倍率が高くなってしまうんですね。
その代わり、当選したら…
ウハウハです♡
初値が公募価格を下回って損をする場合がある
次に初値が公募価格を下回って損をする場合があるという事。
せっかく苦労して抽選に当たって購入しても、初値売りをすると損失が出てしまうという場合があります。
公募価格がいくらになるのか?
初値が公募価格を上回るのか下回るのか?
こんな事は上場日を迎えるまでは分かりません。
IPOは初値が公募価格を上回る確率が高いとはいえ、絶対に上回って稼げるワケではなく、下回ってしまう場合もあるという事は頭に入れておきましょう。
上場後の株価の動きは予測が難しい
上場後の株価の動きは予測が難しいというのもデメリットの1つです。
当選した銘柄を初売りせずに、上場日以降の株価の名上がりを夢見て保有し続ける人もいるのですが…
上場日以降から株価が下がってしまう事もあり、初値売りをしていれば得られたはずの利益を逃してしまう場合があります。
多少の予測材料はあっても、やはりギャンブルのようなものなので、確実に予測するのは難しいですね。
他にもIPOの抽選に外れた場合に、上場日以降に購入するセカンダリー投資という投資法もあるのですが、値動きの予測が難しいだけに損失が出てしまう事もあるので注意が必要です。
抽選申込み後に資金が拘束される事がある
最後に、抽選申込み後に資金が拘束される事があるという事。
資金が拘束されるかどうかや資金の拘束が実施されるタイミングなどは証券会社によって違ってくるのですが…
抽選申込みの際に購入資金があるかどうかを確認して、申込みと同時に資金を拘束する証券会社が多いですかね。
申込み後に資金を拘束されてしまうと抽選が終わるまで引き出せないので、他に購入したい銘柄があったとしても資金を動かす事ができません。
そのため、他の銘柄への投資チャンスを逃してしまう可能性があるワケなんですね。
IPO投資で失敗しないための「秘伝の書」
一つ、証券会社ごとの抽選ルールの違いを理解すべし
一つ、公募割れしそうな銘柄は避けるべし
一つ、IPO投資で当選を掴むためには日々の継続が大切だと心に刻むべし
IPOの取扱状況は証券会社によって異なる事と心得よ!
IPOの取扱状況は証券会社によって異なり、IPOを頻繁に行っている証券会社もあれば、ほとんど扱っていない証券会社もあります。
IPO銘柄を頻繁に扱う証券会社に口座を持っているなら抽選に多く参加できますが、IPOを扱っていない証券会社をメインで使っていた場合はそんなチャンスすらありません。
他にも銘柄ごとに証券会社が変わってくるので、気になる銘柄へ抽選の申込みをしたい場合は、抽選申込み可能な証券会の口座を開設しておく必要がある事を心得ておきましょう。
証券会社ごとの抽選ルールの違いを理解すべし!
IPOの抽選ルールは証券会社ごとによって違いがあり、一律に同じルールで抽選が行われているワケではありません。
申し込んだ人すべてが平等に扱われる完全平等抽選方式の証券会社もあれば、それ以外の方式で抽選が行われる証券会社など、さまざまです。
たとえば証券会社に預けている額でIPOの抽選が優遇されるとしたら、資金が少ない人には不利になりますよね。
抽選に申込み株数に応じて当選確率が変わる方式の証券会社だってありますよね。
つまり、証券会社ごとの抽選ルールの違いを理解しておく事で、その証券会社ごとの対策ができるという事なんです。
公募割れしそうな銘柄は避けるべし!
IPOの銘柄の中には、初値が公募価格を下回って損をするものもあるので、公募割れしそうな銘柄は避けた方が良いですね。
たとえば新規公開株数が多い銘柄だと、購入した人が出す売り注文の数が多いために、あまり初値が上がらない場合があります。
また企業業績が赤字だと、人気が出ず買い注文が十分に入らないため、初値が上がらない事もあります。
しっかりと公募割れしそうな銘柄を見極め、損をする事のないよう注意しましょう。
IPO投資で当選を掴むためには日々の継続が大切だと心に刻むべし!
IPO投資は簡単に抽選に申込めるので、株初心者でも挑戦しやすいのですが…
当選する確率は決して高くないため、当選するまで根気強く続ける必要があります。
資金が拘束されて、他の銘柄への投資チャンスを逃してしまったのを後悔したり…
当選確率が低くて全く当たる気配が感じられなかったり…
稼げるかどうかも分からない不安に押しつぶされそうになったり、といったデメリットを感じて途中でIPO投資をやめてしまう人もいるのですが、IPO投資で利益を得るためには継続して抽選に申込む事が必要です。
当選を掴むためには、日々の継続が大切だと心に刻んでおきましょう!
まとめ
・ IPO株式の購入には抽選に申込んで当選すれば購入できる
・証券会社それぞれの抽選ルールを知る事が重要
・IPO投資には、日々の継続が必要