株価チャートを予測せよ!ローソク足の内容や種類・見方を解説!

カブエ
株価のチャートって、よく分かんな~~い!
何だか、色んな長さの棒がたくさん並んでるんだけど…💦

かぶらば先生
その棒は「ローソク足」ですね。
このローソク足の見方が分かるようになると、株価の予想がしやすくなりますよ。
株価チャートを見ていると必ず目にするのが「ローソク足」です。
このローソク足の読み方が分かれば、その後の値動きが予測しやすくなり、株の売買タイミングを判断するための指標になるので、必ずマスターしておきたいものの1つですね。
でも初心者からすれば、「やだ…何が描いてあるのか分からない…」と思うでしょう。
そこで今回は『株価チャートを予測せよ!ローソク足の内容や種類・見方を解説!』と題して、株価チャートを見る上で必要なローソク足の基本的な知識について紹介していきましょう。

株価チャートのローソク足とは?

株に少しでも興味がある人なら、1度は株価チャートのローソク足を見た事があると思います。

下の図のような、色づけされたローソクに串が突き刺さったみたいなものが「ローソク足」ですね。

まぁ、あまり知らなくても「このチャートが右肩上がりなら株価が上がって、右肩下がりなら株価が下がっている」というくらいなら、何となく分かりますよね。

でもローソク足はそれだけではなく、これ1本でもっと多くの情報を読み取る事ができます。

ローソク足から分かる事は?

チャートにあるローソク足は、ある一定期間(1日・1週間・1ヶ月など)の始値・終値・高値・安値といった、4つ価格情報(四本値)が分かるようになっています。

ローソク足の四本値(よんほんね)
始値(はじめね)⇒ 期間中で最初に取引された値段
終値(おわりね)⇒ 期間中で最後に取引された値段
高値(たかね)⇒ 期間中で最も高く取引された値段
安値(やすね)⇒ 期間中で最も高安く取引された値段
さらに、期間を1日で見た場合のローソク足には、その日の4本値が1本のローソク足で表され、このローソク足を「日足(ひあし)」と言います。
これが5分という短い期間なら「5分足(5ふんあし)」、週単位なら「週足(しゅうあし)」、月単位なら「月足(つきあし)」と呼びますね。
これらの使い方も様々。
たとえば株の長期保有を検討している人は"月足チャート"を、デイトレードを行う人なら"分足チャート"をといったように、それぞれの目的によってローソク足を使い分ける事ができます。
つまりローソク足チャートは、投資スタイルに関わらず、どんな投資家でも必ず利用する基本的なツールだという事なんですね。

四本値の情報が読み取れる「ローソク足」の確認方法

それでは、四本値の情報が読み取れるローソク足の確認方法を見ていきましょう。
ローソク足の見方
上の図のように、ローソク足には始値終値高値安値が表されているんですよね。
始値よりも終値が高い場合だと実体の色が赤くなり「陽線(ようせん)」と呼びます。
反対に始値よりも終値が低い場合は、実体の色が青くなり「陰線(いんせん)」と呼びます。
ただ、チャートによっては赤と青以外にも白と黒、赤と白などで色分けされる事もありますよ。

ヒゲと実体(柱)

ローソク足はヒゲと実体(柱)で構成されていて、それぞれの位置にちゃんとした意味を持っています。

ヒゲと実体(柱)
上ヒゲ ⇒ 実体から上に突き出た線の部分(先端は高値)
下ヒゲ ⇒ 実体から下に好き出た線の部分(先端は安値)
実体(柱)⇒ 始値と終値で囲まれた長方形の部分
このヒゲと実体の意味を理解しておけば、始値・終値・高値・安値も簡単に読み取れるように。
つまり、ヒゲと実体の長さを比較する事で、株価がどれだけ変動しているのかが分かるようになるというワケなんですよね。

"買い"・"売り"が分かるローソク足の基本パターン

ローソク足は、株の"買い"・"売り"といった売買タイミングを決めるのに良い判断材料になります。

色々と種類はあるのですが、売買タイミングが分かるローソク足の基本パターンを紹介していきましょう。

ローソク足の知っておくべき基本パターン
大陽線
大陰線
少陽線
少陰線
上影陽線
上影陰線
下影陽線
下影陰線
陽の丸坊主
陰の丸坊主
十字線

大陽線

※株価の上昇が期待

 

カブラバ先生
大陽線は、とても強い"買い"のサインです!

 

大陽線は陽線の中でも、ローソク足の実態が大半を占めている状態で、上昇が継続しているような場面で現れます。

この大陽線が底辺で出た場合、その後は株価の上昇が期待できますよ。

大陰線

※株価の下落の予想

 

カブラバ先生
大陰線は、とても強い"売り"のサインです。
大陰線は陰線の中でも、ローソク足の実態が大半を占めている状態で、下落が継続しているような場面で現れます。
天井圏で大陰線が出た場合、その後は株価の下落が予想できますね。

少陽線

※様子を見るのが吉

カブラバ先生
少陽線は、"様子見"のサインです。
少陽線は、売りと買いのバランスが均等で、価格が上昇するか下落するかを見極めている状態です。
これが出た場合、様子を見た方が良いのですが、連続で出現すると大陽線につながる可能性がありますよ。

少陰線

※様子を見るのが吉

 

カブラバ先生
少陰線は、"様子見"のサインです。
少陽線も、売りと買いのバランスが均等で、価格が上昇するか下落するかを見極めている状態です。
これが出た場合も様子を見た方が良いのですが、連続で出現すると大陰線につながる可能性もありますよ。

上影陽線

※株価の下落の予想

 

カブラバ先生
上影陽線は、"売り"のサインです。

 

大きな上ヒゲが特徴的な上影陽線は、1度は価格が上がったものの、最終的には下がってしまった状態です。

陽線なのですが、この後に株価の下落が予想されますね。

上影陰線

※株価の下落の予想

 

カブラバ先生
上影陰線は、"売り"のサインです。

上影陰線も上影陽線と同じように、1度は価格が上がったものの、最終的には下がってしまった状態です。

この後に株価の下落が予想されますよ。

下影陽線

※株価の上昇が期待

 

カブラバ先生
下影陽線は、"買い"のサインです。
下ヒゲが長いのが特徴的な下影陽線は、1度は下がったものの、大きく値を上げた状態です。
下影陽線が底値で出た場合は、この後に上昇する可能性がありますよ。

下影陰線

※株価の上昇が期待

 

かぶらば先生
下影陰線は、"買い"のサインです。
この下影陰線も下影陽線と同じように、1度は下がったものの、最終的に大きく値を上げた状態です。
底値で出た場合は、この後に上昇する可能性がありますね。

陽の丸坊主

 

 
※株価の上昇が期待

かぶらば先生
陽の丸坊主は、特に強い"買い"のサインです。
陽の丸坊主は上ヒゲも下ヒゲもない大陽線で、始値から終値まで一気に上昇した状態です。
他にも、これに短い上ヒゲがある「陽の寄り付き坊主」や、短い下ヒゲがある「陽の大引け坊主」も強い"買い"のサインですよ。

陰の丸坊主

 

  

※株価の下落の予想

 

かぶらば先生
陰の丸坊主は、特に強い"売り"のサインです。
陰の丸坊主は上ヒゲも下ヒゲもない陰陽線で、始値から終値まで一気に下落した状態です。
これの他に、短い上ヒゲがある「陰の寄り付き坊主」や、短い下ヒゲのある「陰の大引け坊主」も強い"売り"のサインですね。

十字架

場合により上昇・下落

 

かぶらば先生
十字架は、その時の状態によって"買い"にも"売り"にもなるサインです。
相場全体が様子を見ている時に現れる十字線は、この後の流れが変わる転換点になるという特徴があります。
価格が上昇傾向の時に十字線が出ると、この後で下落する可能性が高い
これが底値で出たなら、この後で上昇する可能性が高くなりますよ
と、このようにローソク足ひとつ見ても、今後の相場の流れを見る材料になります。
しかも複数のローソク足を組み合わせる事で、より精度の高い予想ができるようになるワケですね。
もちろん予想した流れとは全く違う方向に進んでいく場合もあるので、ローソク足だけに頼るのではなく、市場全体の流れなど様々な事に注意を配っていく必要はありますよ。

まとめ

さて、今回は『株価チャートを予測せよ!ローソク足の内容や種類・見方を解説!』と題して、株価チャートを見る上で必要なローソク足の基本的な知識について紹介しました。
この記事の内容をまとめると以下の通り。
ローソク足は「始値・終値・高値・安値」が読み取れる
陽線は株価の上昇、陰線は株価の下落を表す
ローソク足には、数種類の基本パターンが存在する
ローソク足だけでなく、市場全体の流れなど様々な事を見る必要がある
ローソク足の意味やそれぞれの基本パターンを理解できれば、買っていいのか売っていいのかという売買タイミングを判断できるようになります。
もちろんローソク足だけでなく、経済の流れや他の指標なども総合的に見ていく必要はありますが…
株価チャートを見る上でローソク足の情報は必ず必要になるので、ひと目見て意味が分かるように最低限は理解しておきましょう。

かぶらば先生
ローソク足の動きが読めるようになると、株価チャートの動きも把握できるようになりますよ♪
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