私も「株の売り時」や「買い時」が分かればいいんだけどなぁ…。
でも「売り時」や「買い時」のコツは、以外と簡単なんですよ。
株で儲けている人は、どのくらいいるのか?
株で儲けている人は、一体どのくらいいるのでしょうか。
私が知人から聞いた話では、「株で儲けている人」はトレードしている人のたった1割。
残りの9割の人は損をしているそうだ。
付き合いのある証券会社の営業マンに聞いても同じような数字だったので、間違いないでしょう。
「9割の人が損をしている」という事は、投資をしているほとんどの人が損をしているという事。
「株で儲けている人」は、ほんの一握り。
…これは、株をしている人・株を始めようとしている人にとっては、厳しい数字です。
あなたは、このたった1割の勝ち組に入れる自信がありますか?
まぁほとんどの人は「入れる自信がない」と答えるでしょう。
私もこの数字を知った時は「株で稼ぐの、やめちゃおうかしら…」と思ったほどです。
でも実は、この勝ち組と負け組の極端な比率に、株で儲けるためのヒントが隠されているんです。
"圧倒的多数の負け組"の逆で売買せよ!
株は一見、複雑なように思えるのですが、実際はごく単純なのです。
トレードは「買い」と「売り」の2つだけ。
値動きも「上げ」と「下げ」の2つだけ。
「買い」か「売り」かの選択で上げ下げを当てれば、お金がもらえるという単純なゲームなのです。
その事を頭に入れた上で、先ほどの極端な比率を見てみると…。
ほとんどの人が損をしている。
ほどんどの人は売買の選択を間違えたという事だから、この「ほとんどの人」と逆のトレードをすれば、必然的に儲かるのです。
ほとんどの人が売ったところで買い、ほとんどの人が買ったところで売れば、ほとんどの人は損をして、その逆のトレードをした人は儲けるという事なんですね。
「最高の買い場」「最高の売り場」の読み方
"ほとんどの人と逆のトレードをすれば、必然的に儲かる"という事を、ここでもう少し具体的に説明しておきましょう。
バブル経済の崩壊後日経平均株価は数十年かけて大きく下落したが、1998年10月に1万2,879円で底を打ち、上げに転じた。
その上昇トレンドは2000年まで続く「ITバブル」。
当時は「IT銘柄を買わないと損」といった雰囲気があり、ソフトバンクや光通信などの銘柄が暴騰し、お祭り騒ぎが続いていた。
しかし、2000年2月にIT銘柄の代表格だったソフトバンクや光通信が天井を打ち、株価は急落。
マスコミや市場の雰囲気にあおられてIT銘柄を買い、ITバブルが終わるまで持ち続けた人は大きな損失を抱える事に。
つまり、最も盛り上がっていた頃が「最高の売り場」だったワケです。
ITバブルも終わり、日経平均株価は再び下降トレンドになり、株価は7,000円台にまで下落。
「このまま下落していき、5,000円台も割ってしまうのでは…」と、株式市場から悲鳴が聞こえてきそうな雰囲気で、多くの投資家が不安と恐怖を感じたはず。
その後、2003年4月に日経平均株価は7,607円で底を打ち、あっという間に回復し、1万2,000円台にまで上昇した。
つまり、悲鳴を上げたくなるような頃が「最高の買い場」だったワケですね。
これを分かりやすくまとめると以下のようになります。
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勝ち組は負け組の逆で売買する
株価が急落し、悲鳴が上がるようなところでは恐ろしくて買えないとは思う人も多いでしょう。
でも、歓喜の声が「売り」の合図で、悲鳴が「買い」の合図というのは最近の相場だけに言える事ではありません。
たとえば80年代後半のバブル相場や、その後のいくつかの戻り相場といったリバウンド局面でも同じ事が言えますね。
この事からも"「ほとんどの人」と逆のトレードをすれば儲かる"という事が分かってもらえたと思います。
負け組のトレード
まとめ
さて、今回は『株で儲けてる人はどのくらい?最高の「売り場」&「買い場」を解説』と題して、株で儲けている人の割合と、利益を上げるための「最高の売り場」と「最高の買い場」について紹介しました。
この記事をまとめると以下の通り。
・ 残り9割の人と逆のトレードをすれば、必然的に儲かる
・「歓喜の声」が聞こえる頃が「最高の売り場」
・ 「悲鳴」が聞こえる頃が「最高の買い場」