トレードに活かせ!騰落レシオを使ったトレードテクニックを解説

カブエ
騰落レシオがどんなものなのかは、何となく分かってきたと思うんだけど…
これを使って、どんな風にトレードしたらいいのか、よく分からないんだよね…💦

かぶらば先生
そうですか。
それでは、騰落レシオを使ったトレードテクニックを見ていきましょう。
"絶好の売場や買い場が分かる最強の指標"が「騰落レシオ」でしたよね。
投資家たちの"歓喜の声"や"悲鳴"を的確にとらえる事ができる、まさにスグレモノ。
ですが騰落レシオの内容は知っていても、「どのようにトレードしたらいいのか」が分からないと、ただの宝の持ち腐れです。
「もう…せっかく、すごいモノ持っているんだから…使ってくれなきゃダメじゃない♡」と思ってしまうんですよね。
そこで今回は『トレードに活かせ!騰落レシオを使ったトレードテクニックを解説』と題して、どのようにしてトレードに活かせばいいのかなど、騰落レシオを使ったトレードテクニックを説明していきましょう。

※「騰落レシオはどんなもので、何がわかるのか?」については、以下の記事で詳しく説明しています。

「最高数値日から数日後が天井になる」と覚えればいい

さて、上記の記事を読んで「騰落レシオとはどんなものなのか?」という事は理解してもらえたと思います。

騰落レシオは、底値圏と高値圏を把握するのに、とても便利な指標なんですよね。

ただ、なぜ騰落レシオの最高数値日から数日後が天井になるのか騰落レシオの最低数値日から数日後が底になるのかこのズレが生じる原因は何なのか?は、残念ながら私にもハッキリとは分かりません。

まぁ原因や理由はどうであれ、若干のズレがある事は頭に入れておくべきです。

想定しておく。

計算に入れておく。

そのズレを分かった上で、トレードする事が必要になります。

とりあえず「最高数値日から数日後が天井になる」と覚えておけばいいですね。

では、騰落レシオをどのようにしてトレードに活かせば良いのか?

騰落レシオを使ったトレードとは?

これは、いたって簡単。

騰落レシオで底値圏だと判断したところで買いを仕掛け、騰落レシオで高値圏だと判断したところカラ売りを仕掛ければ良いんです。

ただし、どの銘柄でも良いというワケではなく、割安株を選んで売買する事には気をつけて下さいね。

「急騰する確率が高い銘柄」は、こうして見分ける

ここでは、騰落レシオを使ったトレードテクニックを、詳しく説明していきましょう。

このポイントは以下の2つ。

仕掛ける銘柄
仕掛けるタイミング

仕掛ける銘柄

どのような銘柄に、買いを仕掛ければいいのか?

騰落レシオで底値圏になると、ほとんどの銘柄は大きく下落しています。

そのため、思いつきで買いを仕掛けるよりも、利益が出る確率はかなり高くなる。

ただ、より多く儲けるためには、それだけでは不十分。

より上がる確率が高い銘柄、リスクの小さい銘柄を選ぶ必要があるんですね。

騰落レシオを使ったトレードの銘柄選びは、以下の通りになる。

騰落レシオを使ったトレードの銘柄選び
割安株
株価低位置の銘柄
この2つの条件に該当した銘柄を選んで、買いを仕掛けるというワケですね。

 

仕掛けるタイミング

上記のトレードの銘柄選びに「長めの下ヒゲが出現」というチャートシグナルの条件が入っていない事に気づかれたでしょうか?

そのシグナルの代わりに、仕掛けのタイミングを知らせてくれるのが「騰落レシオ」というワケなんですね。

買いを入れるタイミングは、東証プライムの騰落レシオが70%を割った日の、翌取引日の寄りつきです。

騰落レシオが70%に近づいてきたら、「割安株」と「株価低位置」という2つの条件に該当する銘柄をリストアップしておく。

そして、騰落レシオが70%を割ったら、翌日の寄りつきに、リストアップしておいた銘柄を買うというワケですね。

おそらく、この時に該当するのは1、2銘柄ではないハズ。

複数の中から、直近での下落幅が大きい銘柄を選ぶと、高い確率で利益を得られるようになります。

騰落レシオで「お買い得株」を買うには?

では、騰落レシオで「お買い得株」を買うためのトレードについて解説しましょう。

以下の図は騰落レシオの平均線と、大手コンビニエンスストアのローソン(東証プライム2651)のチャートです。

騰落レシオの使い方(例)
【騰落レシオ】

かぶらば先生
青丸のところの騰落レシオが70%を割ってますね。
この日のローソンのチャートを見てみると…
【ローソン:チャート】

かぶらば先生
株価低位置なので、"買い"なのが分かりますね。
※個別株価情報より(2021年10月~20224月ローソン)

この図で説明すると、2021年12月2日に騰落レシオが70%を割った(69.23%)

この日の株価と1株純資産を確認し、1株純資産よりも株価が低く、黒字収支で株価低位置なら、買いの条件がそろった事になる。

そして翌日の寄りつき前に注文を出していれば、低価格で買えたワケです。

その後、株価は上昇していき、12月20日には天井なっている。

仮に1000株買っていたとしたら、実質18日間でかなりの額が儲かった事になります。

例としては過去のデータですが、日々、騰落レシオやチャートを確認していれば、即座に「お買い得株」を見つけ出して対応する事ができますよ。

まとめ

さて、今回は『トレードに活かせ!騰落レシオを使ったトレードテクニックを解説』と題して、どのようにしてトレードに活かせばいいのかなど、騰落レシオを使ったトレードテクニックを説明しました。

この記事をまとめると以下の通り。

騰落レシオでは、「最高数値日から数日後が天井になる」と覚えておく
騰落レシオで「底値圏と判断したところで買い、高値圏と判断したところで空売りをする」
急騰する確率が高いポイントは、「仕掛ける銘柄」と「仕掛けるタイミング」がある
「割安株」と「株価低位置の銘柄」の条件に該当した銘柄を選んで、買いを仕掛ける
騰落レシオで70%を割った日のチャートを確認して「お買い得株」を翌日の寄りつき前に注文を出す

騰落レシオを使ったトレードは、騰落レシオで底値圏だと判断したところで買いを仕掛け、騰落レシオで高値圏だと判断したところカラ売りを仕掛ければ良いんですね。

ただ、せっかくの騰落レシオもうまく活用しなければ、ただの"宝の持ち腐れ"になってしまいます。

この記事の内容をしっかりと頭に入れて、騰落レシオを活用したトレードを行っていって下さいね。

かぶらば先生
騰落レシオで、割安株を選んで売買しちゃいましょう!
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