「投資の神様」バフェット氏が唱えた分散投資とS&P500の重要性

カブエ
「投資の神様」って呼ばれてる人がいるんだって!?
一体、どんな人なんだろう?

かぶらば先生
それはウォーレン・バフェット氏の事ですね。
投資の方法もその考え方も、多くの投資家に影響を与えた人ですよ。

世界中の投資家から尊敬される存在の有名な投資家と言えば、ウォーレン・バフェット氏です。

株式会社「バークシャー・ハサウェイ」も彼の手によって、世界最大の株式会社へと育て上げられているんですよね。

そんな実績もさる事ながら、彼の投資に対する考え方に影響を受ける投資家はたくさんいます。

また、"集中投資こそが富を築く方法"だと言っていた彼が、分散投資について唱え始めたのも記憶に新しいですね。

では、一体なぜ分散投資について唱え始めたのか?

そこには確実に利益を追求できるといった根拠が存在するんです。

そこで今回は『「投資の神様」バフェット氏が唱えた分散投資とS&P500の重要性』と題して、彼が考える分散投資とS&P500について紹介していきましょう。

バフェット氏が唱える分散投資

かぶらば先生
ウォーレン・バフェット氏は、投資の世界で「投資の神様」や「オハマの賢人」とも呼ばれ、尊敬を集め続ける投資家です。
「分散投資は、投資を知らない事への損失防止(ヘッジ)だ。投資を知っている人にはあまり意味がない」と唱えたバフェット氏は、企業分析をもとに数多くある企業から本質的な成長を期待できる企業を洗い出し、基本的には長期保有を続けて、その企業の株価がその成長とともに上昇する事で成果を上げてきました。
ですが、"集中投資こそが富を築く方法"だと言っていたバフェット氏は、2017年の「株主への手紙」で、ファンドの手数料について警戒や注意を促し、株価指数に沿って多くの銘柄に分散投資するインデックス・ファンド最大手のバンガードグループ創始者のボーグル氏を称賛しています。
「インデックス・ファンド」と呼ばれる運用方法は、個別企業ではなく、設定されたテーマや銘柄群全体に投資するもの。
バフェット氏が挙げたのも、S&P500という米国市場に上場する大企業500社をまとめた指数の動きをなぞったものでした。
これは、米国トップ企業の力強い成長全体に投資をするといったイメージで、500社に分散投資し、リスクを抑えていきます。
バンガード社創始者をバフェット氏が称賛した理由は、インデックス・ファンドが手数料と言ったコストを抑えて、相場全体の銘柄に分散投資する事を可能にしたからなんですね。
バフェット氏は「株主への手紙」の中で、"長期的にS&P500指数に勝つ事ができる腕のいい個人は存在する"とも述べています。
個別企業を選び、集中投資する事のできるファンドについて、自社のバークシャー社をはじめ、適切な手数料体系であるかについて着目すべきだと言っているんですね。

バフェット氏が投資する企業のほとんどが「安定期」にある企業

本来、投資というのは退屈なのものです。

投資の神様と呼ばれるバフェット氏も、世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーターのレイ・ダリオ氏も地道に地味な投資を行っているんですね。

バフェット氏の投資先を選ぶ基準は、"キャッシュフローに始まり、キャッシュフローに終わる"といったシンプルなもの。

そもそも投資キャッシュフローは将来のお金を生み出すために使われる先行投資。

企業が成長している時期にはお金が設備投資などに使われるためお金が出ていき、基本的にはマイナスになります。

でも投資が進み、お金を稼げるようになると、リターンが生み出され、営業キャッシュフローがプラスになる。

バフェット氏が投資をする企業のほとんどが、投資よりも稼ぎの方が大きい「安定期」のある企業です。

たとえ大化け株などで一時的に大きな資金を得たとしても、あぶく銭はすぐに消えてしまいます。

もし、投資を事業として長く続けたいのなら、安定した王道株への投資が必須となるんですね。

そして、この王道株への投資を可能にするのが「S&P500」なんです。

米S&P500の秘密

バフェット氏は、自身が率いる株式会社バークシャー・ハサウェイのオンライン株主総会で、株主たちに「一般投資家ならば、個別株よりもS&P500株価指数へ投資した方が賢明だ」と強調しています。

この発言には、"やみくもに個別株へ手を出すより、米国を代表する株価指数のS&P500に連動する投資信託やETF(上場投資信託)を買うだけで十分な利益を得られる"といった、バフェット氏の思いが込められているんですよね。

そもそもS&P500は、アップルやアルファベットなどの米国を代表する500銘柄で構成される株価指数です。

11年初からのパフォーマンスを円建てに換算すると、S&P500は約4.5倍にも上昇しているんです。

日経平均株価が2.8倍、TOPIXが2.1倍に対して4.5倍ですよ!

仮に、11年初からS&P500へ毎月1万円を積み立てで投資した場合、10年後には単純に毎月貯金した場合の125万円の約2.3倍超えにもなる事が報告されているんですね。

米国経済を丸ごと買える

投資の神様として投資家から幅広い人気のバフェット氏。

その投資の腕前で、バークシャー社を保険や貨物輸送、エネルギーなど色んな事業からなる複合企業に育て上げ、時価総額は現在で約6,600億ドル(約72兆円)と世界10指に入るほど。

バフェット氏が総会で世界の時価総額上位20社のランキングについて述べていますが、アップル、アルファベット、フェイスブック、アマゾン、テスラなど、大半を米国企業が占めています。

S&P500はこうした銘柄を含めて構成するのですが、どうしてこれほど高い成果を上げられるのか知りたくなるでしょう?

まぁ、米国企業のグローバルな収益力や株主還元意識の高さなどが要因として挙げられますが、指数の算出方法にも秘密があるんです。

それは、時価総額の大きな大型株500銘柄を対象として米国経済全体の成長を享受しながら、銘柄入れ替えも年に4回ほどあり、常に構成銘柄の新陳代謝が図られているからなんですね。

米指数算出会社の「S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス」が算出するS&P500の構成銘柄は、ニューヨーク証券取引所と新興企業が中心のナスダック市場に上場している米国企業のうち、時価総額(浮動株調整前)が約118億ドル(約1.2兆円)以上が対象になっています。

東証プライムで時価総額が1.2兆円以上の企業は21年5月現で約120社しかないのと比べると、米国企業の大きさがよく分かりますよね。

S&P500こそ、まさに米国経済を丸ごと買える世界市況の指数だと言えるワケです。

S&P500に投資する方法は?

ここまでで「S&P500ってスゴイのね♡」と、S&P500に興味を持ってもらえたかと思います。

早速、S&P500に投資したいと感じているアナタにオススメの証券会社を紹介しましょう。

そもそもS&P500連動の投資信託やETFを買うためには、購入したい商品を取り扱っている証券会社で口座開設をする必要があるんですよね。

中でもパソコンやスマホで簡単に開設でき、取扱商品も多くてオススメなのがSBI証券です。

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S&P500に投資できる証言会社はほかにもあるのですが、その中でも1番人気なのがSBI証券です。

かぶらば先生
この証券会社を選んでおけば「まず間違いない」と言えますね。

まとめ

さて、今回は『「投資の神様」バフェット氏が唱えた分散投資とS&P500の重要性』と題して、彼が考える分散投資とS&P500について紹介しました。

この記事をまとめると以下の通り。

バフェット氏がバンガード社創始者を称賛した理由は「インデックスファンドがコストを抑えて、相場全体の銘柄に分散投資する事を可能にしたから
投資を事業として長期間続けたいなら、安定した王道株への投資が必須になる
米国を代表する株価指数のS&P500に連動する投資信託やETFを買うだけで十分な利益を得られる
S&P500は、米国経済を丸ごと買える世界市場の指数

「投資の神様」や「オハマの賢人」とも呼ばれ、尊敬を集め続ける投資家バフェット氏は、「米国を代表する株価指数のS&P500に連動する投資信託やETF(上場投資信託)を買うだけで十分な利益を得られる」との思いを込め、分散投資の重要性を唱えています。

確かに、やみくもに個別株へ手を出すよりも、安定した王道株に投資した方が確実ですね。

これから資産運用を考えている方も、SBI証券を利用してS&P500に投資してみてはいかがでしょうか。

かぶらば先生
バフェット氏の考え方を参考にしながら、S&P500への投資を検討してみましょう!
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