株評論家が雑誌のコラムで言ってたもん♪
そもそも、株評論家の言っている事を鵜呑みにするのもどうかと思いますよ。
「知名度の高い優良株」は確実に儲かるのか?
「株を買ってみようかしら♪」と思っている人もいるのでしょうが…。
株を始める人が真っ先に思い浮かべる銘柄はたいがい、トヨタ自動車やソニーなどの知名度が高く、売上高が多い銘柄ではないでしょうか。
いわゆる「優良株」と言われる銘柄ですね。
株のリスクは2種類ある
友人の例から考えると、確かにトヨタ自動車やソニーなどが倒産する確率は、全くないとは言い切れないませんが、極めて低いです。
倒産するかどうかで見ると、リスクは低いワケですね。
でも、株のリスクは2種類ある。
「倒産するリスク」と「株価下落のリスク」です。
まぁ倒産すれば、もちろん株価は大幅に下落しますよね。
そのため、この2種類のリスクは同じようなものに思われがちですが、違うものです。
知名度が高い銘柄だったとしても、下落するリスクは常にあるもの。
これが「優良株を選べばどれでも絶対に安心♪」というように安易な銘柄選びで買えば、たとえ優良株でも短期間で大きな損失を出す事になってしまう。
どの株にも2つのリスクは存在する。
それなら別に優良株だけに絞らなくても良いのではないでしょうか。
「儲かる株」こそ「優良株」
1つ言うと、私は決して「優良株や知名度の高い株を買うな」と言っているワケではありません。
「優良株や知名度にこだわらない考え方」が大切だと言っているのです。
株式市場にはたくさんの銘柄が上場していますが、あなたの知っている銘柄は、東証1部のごくわずかにすぎない。
市場は東証一部だけでなく、東証二部もあれば、ベンチャー企業が多く上場しているジャスダックやマザーズ、ヘラクレスだってある。
これらの市場には、知名度の低い銘柄がたくさん存在している。
別に優良株にこだわらなくても、儲かるのなら聞いた事がないような銘柄だっていいじゃない?
私は「儲かる株」こそ「優良株」だと思っています。
無理して知名度の高い企業の株を買っても、必ず儲かるとは限らないのだから。
初心者なら「株式評論家の推奨銘柄」は買うな
新聞や雑誌には株式評論家のコーナーがあり、その欄で推奨銘柄を挙げている事がある。
参考にはなるでしょうが、それを読んでその銘柄を買えば儲かるのでしょうか?
答えを先に述べると、儲かる時もあれば、損をする時もある。
評論家が推奨する銘柄で儲けられる確率は、決して高くはないのです。
評論家だけでなく、証券会社の営業マンがすすめる銘柄も、株に詳しい知人がすすめる銘柄も同じレベル。
儲かるのは、相場全体が上向きの時だけなのです。
仮に、ある評論家の的中率が良く、あなたはその評論家の推奨銘柄を全て買っても受けたとしましょう。
では、その評論家が突然いなくなったとしたら、どうなるのか。
当然、あなたの資産運用はストップする事になりますし、的中率の高い、他の評論家を探さなければいけなくなる。
とても不安定な資産運用という事になりますね。
初心者なら「株式評論家の推奨銘柄」を鵜吞みにして買わない方が良いのです。
自力で資産を増やしていくという強い意志が必要
他人の推奨する銘柄で儲かったとしても、資産が増えるだけで、売買テクニックは一向に上達はしません。
そもそも他人の推奨銘柄をトレードしているワケなので、銘柄を選ぶテクニックもトレードするタイミングを見極めるテクニックも上達しないのは当然です。
まぁ短期間の運用なら、他人任せでもいいでしょう。
でも、長期にわたって資産を増やしていくつもりなら、自分の売買テクニックを向上させる必要がある。
値上がりするのかどうかも分からない、誰かの推奨銘柄に頼るよりも、その方が確実です。
この記事を読んでくれているアナタも"自力で資産を増やしていくという強い意志"を持った人でしょう。
もちろん、テクニックが上達するまでには、少し損をする事があるかもしれません。
でも損をした理由が自力でトレーニングした結果なら、それは必ずテクニックの向上につながる。
損をしても、その分、テクニックが向上すれば、必ず取り返す事ができます。
今後、他人の推奨銘柄に頼るという考えは捨てる事。
自分の資産は自分の力で増やすしかないのです。
まとめ
さて、今回は『評論家の推奨銘柄は絶対に儲かるの?優良株にこだわらない考え方』と題して、評論家の推奨銘柄や優良株について紹介しました。
この記事をまとめると以下の通り。
・ 株には「倒産するリスク」と「株価下落のリスク」の2種類ある
・ 株式評論家の推奨銘柄は、全てを信じて買わない方が良い
・ 自力で資産を増やしていくという考え方が必要
株式評論家が推奨銘柄を見ていると、「私もこの銘柄を買うと絶対に儲かるかも…。」と淡い期待を抱くのですが…。
たとえ評論家が推奨する優良株でも、必ず儲かるとは限りません。
それよりも、優良株だけにこだわらず自分で市場を調べ、自分で儲かる株を探していくといったように、"自力で資産を増やしていくという考え方"が必要になってくるのではないでしょうか。