何か参考にできるものってないのかなぁ……。
株の選び方や売買のタイミングの参考になりますよ。
出来高とは、どんなものか?
出来高が変動する要因は?
出来高が変動する要因はさまざまなのですが、主なものとしては以下の3つが挙げられます。
・ 業績関連の発表 (業務予想の修正や決算など)
・ 資本関係など事業の成長に関する発表 (新規顧客の獲得や資本業務提携など)
・ 上場に関する等(訴状変更や上場開始など)
適時開示している上位の企業
順位 | コード | 市場 | 名称 | 株価 | 出来高 |
1 | 1357 | 東証ETF | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 589.4 | 41,411,000 |
2 | 7647 | 東証二部 | 日産自動車 | 524.7 | 33,269,400 |
3 | 8306 | 東証一部 | ENEOSホールディングス | 416.3 | 32,513,700 |
4 | 7201 | 東証一部 | 三菱自動車 | 268 | 23,769,100 |
5 | 5020 | 東証一部 | Zホールディングス | 650.2 | 23,342,200 |
出来高と株価の関係
上げ相場での出来高
下げ相場での出来高
出来高が株価に先行する場合
出来高と株価が同時の場合
もみ合いの後に出来高の増加と同時に株価が変動する場合があります。
出来高が株価に遅行する場合
出来高が株価に遅行する場合。
つまり株価が変動した後に出来高が上昇する場合ですね。
これにも2つの事例が存在します。
1つ目は、株価が上昇した後に出来高が増加する場合。
株価が上昇した事で注目度が増し、出来高が増えるというもの。
2つ目は、株価が下落した後に出来高が増加する場合。
含み損を抱えた投資家が損切りをするために売る事で、出来高が増加するというものですね。
でも実際には売却をしていないので、まだ確定していない損失です。
あと、"これ以上含み損を増やさないために早い段階で株式を売る事"を損切りといいます。
出来高を使って株価予測をする方法
出来高と株価は常に大きく影響し合っているので、出来高は株価予測の判断材料の1つになると言えます。
株価予測ができれば、株式投資で大きな利益が狙えますよね。
そこで、ここでは出来高を使って株価予測をする方法を見ていきましょう。
出来高の株価増加率を活用する
Yahoo!ファイナンスなどのサイトでは、各日の出来高増加率や出来高ランキングが公開されています。
この出来高の株価増加率を知る事で、「その銘柄が投資家からの注目をどのくらい集めているのか?」を知る事ができます。
他にも「その銘柄のビジネスモデルと同じようなビジネスモデルの企業も伸びるのでは?」と予測できれば、その企業にも投資をして利益を得る事だって可能です。
このように活用すれば、注目を集めている企業を知れますし、そこから色んな予測ができるんですね。
価格帯別出来高を活用する
価格帯別出来高を見る事で、「過去にどの株価で多くの投資家が売買したか?」を知る事ができます。
過去の価格帯を参考にすれば、どのタイミングで出来高が増えそうかも予測できるんですよね。
たとえば、「株価上昇局面で一致の価格帯に達したら出来高が増えそう」といった予測ですね。
この価格帯別出来高は、多くの証券会社でツールなどを使って確認する事が可能です。
オススメはSBI証券の「株アプリ」や楽天証券のトレードツール「MARKET SPEED」ですね。
もちろん、これらを活用しても絶対に当たるというワケではありません。
でも出来高を活用すれば、ある程度は確率の高い予測ができるので、多くの投資家はテクニカル分析を実践しているというワケなんですね。
まとめ
さて、今回は『株式予測の救世主!出来高と株価の関係&活用する方法を詳しく説明』と題して、出来高の意味や株価との関係、それを活用した予測方法を紹介しました。
出来高についてまとめると、以下のようになります。
・ 出来高とは、一致期間内に成立した株式の売買数量の事
・ 出来高が多いと取引が活発に行われているという事で、低いと企業の流動性リスクに注意する必要がある
・ 出来高と株価の関係は、株価の変動に対して出来高も大きく変動する
・ 出来高の増加率や価格帯別出来高を活用する事で、精度の高い株価予測ができる
ですが、これらを活用しても絶対に当たるというワケではありません。
でも出来高を活用すれば、ある程度は確率の高い予想ができるので、今よりも株式投資がグッとラクになる事は確かですよ。