ナスダックとは?NYダウ・S&P500との違いやNASDAQ100の投資方法

カブエ
ナスダックって何だろう?
ニュースでよく聞くNYダウやS&P500と、どう違うのかな?

かぶらば先生
ナスダックもNYダウもS&P500も海外の株式市場のものですね。
これらの違いについても見ていきましょう。
よく株式ニュースで、「やれナスダックが…やれダウが…」と言ってますよね。
必ず耳にした言葉だとは思いますが、これらの言葉や意味を知らない人にとっては、ただの呪文のようにしか聞こえません。
でもナスダックやNYダウ、S&P500って、海外ではとても有名な指数なんですよ。
投資をしていくのなら、絶対に知っておかないと恥ずかしいですよ。
そこで今回は『ナスダックとは?NYダウ・S&P500との違いやNASDAQ100の投資方法』と題して、ナスダックの内容やNYダウとS&P500との違い、NASDAQ100指数の投資方法を紹介していきましょう。

ナスダック(NASDAQ)とは、どんなもの?

かぶらば先生
ナスダックとは、前米証券協会が運営している株式市場の名称です。
ナスダックの正式名称はNational Association of Securities Automated Quotationsで、日本語に訳すと「全米証券業協会による自動価格見積もり」という意味になります。
1971年に始まったナスダックは、アメリカにある世界最大のベンチャー企業向け株式市場で、日本で例えるならJASDAQやマザーズのような位置づけですね。
主にハイテク企業やIT関連の企業など新興企業が占める割合も多く、新興企業向け株式市場の中でも世界最大の規模を誇ります。

日本でも任天堂や日産自動車、東京海上ホールディングスといった有名企業がナスダック市場に上場していて、知名度の向上や資金調達のしやすさといったメリットがありますね。

ナスダック総合指数

ナスダック市場には、NASDAQ総合指数と呼ばれる指数があります。

かぶらば先生
NASDAQ総合指数とは、ナスダック市場に上場する全ての銘柄を時価総額加重平均で算出した数値の事です。
ちなみに時価総額加重平均は、時価総額の割合に基づいて構成銘柄の割合を変えて平均を算出する方法です。
要は全ての銘柄が公平になるような計算方法という事ですね。
1971年2月5日から算出が開始されていて、この日の終値を基準値の100として計算されています。

ナスダック総合指数とナスダック100

ナスダック総合指数とよく勘違いされるものとして、ナスダック100というものがあります。

ナスダック総合指数は、ナスダックに上場している約3,000の銘柄全ての時価総額加重平均で算出されます。

一方、ナスダック100指数は金融関連銘柄を除いた上で、時価総額の大きさで上位100社の時価総額加重平均で算出です。

ナスダック100における上位5社一覧
No Company Share
1 Apple Inc 11.894 
2 Microsoft Corp 9.635
3 Amazon.com Inc 6.885
4 Meta Platforms Inc 4.871
5 Tesla Inc 4.362

※Slickchartsより2022年1月時点

この図は、ナスダック100指数における上位5社の一覧ですが、5位までを巨大ハイテク企業が占めている事が分かります。
現時点でナスダック総合指数とナスダック100指数は、IT企業が中心になっているんですね。

NYダウとナスダックの違いは?

アメリカ株の用語として、よく「NYダウ」という言葉も聞きますが、ナスダックとの違いはどんなものでしょうか。

かぶらば先生
NYダウとは、ウォールストリートジャーナル誌の発行元のダウ・ジョーンズ社が発表する平均株価の事です。
NYダウは、ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場している企業30銘柄を元に算出されています。
正式名称は「ダウ工業30種平均」で、日本でいうところの日経平均株価のようなものですね。
このNYダウとナスダックの違いですが、「ナスダックがベンチャー向け株式市場の事で、NYダウが市場問わず厳選された銘柄の株価指数」という事ですね。
ちなみにNYダウの銘柄は必要に応じて見直されていて、選定基準には定量的なルールはなく、株価平均評議委員会(Average committee)のメンバーが主に企業の評判や成長性を元に評価して決定していますよ。

S&P500とナスダックの違いは?

かぶらば先生
S&P500とは、ニューヨーク証券取引所とナスダックに上場している代表的な500銘柄を抜き出し、浮動株調整後の時価総額加重平均し算出した株価指数の事です。
時価総額や浮動株の比率など様々な条件によってスクリーニングされる構成銘柄となっているので、現在の勢いが最も強い企業で算出されています。
また500銘柄もあるため、個別銘柄の影響を受けにくいという特徴もありますね。
このS&P500とナスダックの違いですが、「ベンチャー向け株式市場のナスダックに対して、S&P500がニューヨーク市場とナスダックから厳選された500銘柄」という事です。
現在米国の株式市場の時価総額の8割をカバーしている事から、S&P500は大まかにとらえると米国株式市場全体に連動している株価指数と言えるワケですね。
それぞれの指数について特徴を簡単にまとめると以下のようになります。
特徴一覧
NASDAQ100 ダウ平均 S&P500
銘柄数 100 30 500
設立年 1985 1896 1957
時価総額(十憶米ドル) 19,188 10,660 40,579
対象 ハイテク銘柄中心(金融除く) 米国代表銘柄(輸送・公共事業除く) 市場全般
算出方法 時価総額加重平均型 株価平均型 時価総額加重平均型
銘柄入替 毎年12月及び臨時 不定期 不定期
主要取引市場 ナスダック ニューヨーク証券取引所/ナスダック ニューヨーク証券取引所/ナスダック

※2021年6月末時点「米国主要株価指数の項目別比較」より

 

NASDAQ100指数に投資する方法

NASDAQ100指数に投資する方法は、CFDや投資信託、ETFなどがあります。

かぶらば先生
CFDとは、国内外の株価指数・各種商品先物を対象とした「差金決済取引」の事です。
ここではCFD・投資信託・ETFの3つを比較してみますね。
NASDAQ100指数の投資方法の比較
CFD 投資信託 ETF
売買方法 買い/売り 買いのみ 買い/売り
レバレッジ 訳10倍 なし 約2倍
手数料 なし あり なし
決済期限 なし なし なし
売買タイミング リアルタイム 数時間程度のタイムラグが発生 リアルタイム
取引時間 ほぼ24時間 基本締め切り時間は15時 9時~15時

CFDの場合、売りと買いの両方で利益を得られますが、投資信託とETFは買いのみです。

ETFは信用取引なら売りも可能ですが、基本は買いのみですね。

またレバレッジが約10倍まで活用できるCFDは、投資信託やETFよりも資金効率の良い取引ができます。

ただし、レバレッジをかけた取引は、その分大きな損失を出すリスクも高くなる事は覚えておきましょう。

ちなみに、米国株投資でオススメの証券会社は、マネックス証券ですね。

主要ネット証券で唯一、米国株専用スマートフォンアプリ「トレードステーション売国株 スマートフォン」を提供していますよ。

まずは手数料がお得で取り扱い株式数も多いネット証券で、口座開設をして一歩を踏み出してみましょう!

 

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まとめ

さて、今回は『ナスダックとは?NYダウ・S&P500との違いやNASDAQ100の投資方法』と題して、ナスダックの内容やNYダウとS&P500との違い、NASDAQ100指数の投資方法を紹介しました。
この記事をまとめると以下の通り。
ナスダックは、アメリカのベンチャー向け株式市場の名称
NYダウは、ダウ者が選定する株式指数
S&P500は、ニューヨーク市場とネスダックから選定された500の株式指数
NASDAQ100指数に投資する方法は、CFDや投資信託、ETFなどがある
ナスダックやNYダウ・S&P500は、知らない人からすれば全部同じようなものに見えますが、それぞれに意味があり、それぞれに違いや特徴があります。
NASDAQ100指数の投資する方法にも、CFDや投資信託・ETFがあるので、チャレンジしてみて下さいね。

かぶらば先生
ナスダックやNYダウ、S&P500をよく理解した上で、米国投資を始めてみましょう!
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