日経平均株価と何が違うの!?
銘柄の選び方もよく分からないし…
もーーーーっ!!
それじゃあ、TOPIXについて確認してみましょう。
TOPIXとは何か?
TOPIXの算出方法は?
② ソニーグループ(6578) : 2.6%
③ ソフトバンクグループ(9984): 2.4%
④ キーエンス(6861): 2.0%
⑤ 三菱UFJ(8306) : 1.6%
TOPIXと日経平均株価は、どう違う?
TOPIX | 日経平均株価 | |
算出対象 | 東証一部の全銘柄 | 東証一部の代表的な225銘柄 |
銘柄数 | 約2,200銘柄 | 225銘柄 |
算出先 | 東証証券取引所 | 日経経済新聞社 |
算出方法 | 算出日の指数用時価総額÷基準日の時価総額 | 対象銘柄の株価平均から算出 |
表示単位 | ポイント | 円・銭 |
タイプ | 時価総額加重型 | 株価平均型 |
特徴 | 時価総額の大きい銘柄の影響を受けやすい | 株価の高い銘柄の影響を受けやすい |
どうです?
よく見てみると全く違うでしょ?
これって使いどころも違うんですよね。
日本の経済や動向を知りたいのなら、日経平均株価。
日本株全体の動きを見たい場合には、TOPIXが適切といったところでしょうかね。
TOPIXニューインデックスシリーズは8種類!
TOPIXには銘柄の区分が8種類あり、これら全てを「TOPIXニューインデックスシリーズ」と呼んでいます。
・ TOPIX Core30(コア30): 時価総額と両道性が高い30銘柄
・ TOPIX Large70(ラージ70): TOPIX Core30の次に時価総額と流動性が高い70銘柄
・ TOPIX 100 : TOPIX Core30とTOPIX Large70を構成する100銘柄
・ TOPIX Mid400(ミッド400): TOPIX Large70の次に時価総額と流動性が高い400銘柄
・ TOPIX 500 : TOPIX 100とTOPIX Mid400を構成する500銘柄
・ TOPIX Small(スモール): TOPIXの対象銘柄からTOPIX 500を除いた銘柄
・ TOPIX 1000 : 時価総額と流動性の高い1000銘柄
・ TOPIX Small500(スモール500): TOPIX Smallの中でTOPIX 1000に含まれる500銘柄
重要視されるTOPIX Core30の銘柄
TOPIXシリーズの中でも特に重要視されるTOPIX Core30の銘柄は、以下の通りになります。
3382 セブン&アイ・ホールディングス
4063 信越化学工業
4452 花王
4502 武田薬品工業
4503 アステラス製薬
6098 リクルートホールディングス
6501 日立製作所
6752 パナソニック
6758 ソニー
6861 キーエンス
6954 ファナック
6981 村田製作所
7273 トヨタ自動車
7267 本田技研工業
7751 キャノン
7974 任天堂
8031 三井物産
8058 三菱商事
8306 三菱UFJフィナンシャルグループ
8316 三井純友フィナンシャルグループ
8411 みずほフィナンシャルグループ
8766 東京海上ホールディングス
8802 三菱地所
9020 東日本旅客鉄道
9022 東海旅客鉄道
9432 日本電信電話
9433 KDDI
9437 NTTドコモ
9984 ソフトバンクグループ
TOPIX Core30を使った有効な投資手法
アメリカの経済通信社であるダウ・ジョーンズ社が算出する「ダウ平均」を利用した投資戦略の1種で、「ダウ10戦略」とも呼ばれています。
最初にダウ平均の30銘柄を配当利回りの高い順に並べ、高い方から順に10銘柄を買って1年間待ち続けます。
そして1年後に1番数字が落ちた1社を入れ替え、これを毎年行う投資手法です。
そこで、これを日本株でも応用できないかと考えた結果、使えるのがTOPIX Core30だったという事なんです。
TOPIX Core30で "ダウの犬投資" をする方法
TOPIX Core30で "ダウの犬投資" をする方法は、まとめると以下の通り。
① 配当利回りの高い順に10銘柄を選ぶ
② 10銘柄に同じ割合で投資する
③ 1年後、30銘柄をスクリーニングして銘柄を入れ替える
④ これを毎年繰り返す
まとめ
さて、今回は『TOPIXとは何か?日経平均株価との違いや算出方法&オススメ投資法』と題して、TOPIXの意味や日経平均株価との違い、算出方法やTOPIXならではのオススメ投資法を紹介しました。
この記事をまとめると、以下の内容になります。
・ TOPIXは、東証一部の全銘柄から算出された株価指数
・ TOPIX日経平均株価の違いは、対象銘柄