これでかなりの時短!8秒程度で分かる1株純資産と割安株の選び方

カブエ
割安株を見つけるには"1株純資産"が分かればイイんだったよね。
でも、計算するための数値を調べるの面倒だなぁ…
もっと簡単に分かる方法って、ないの?

かぶらば先生
計算もしないで、簡単に1株純資産を知る方法はありますよ。
ついでに、どんな割安株を選べばいいのかも知っておきましょう。

 

割安株を見極めるためには"1株純資産"が分かれば良いですし、それを算出する計算方法なんてものもあります。

ただ、その計算方法に当てはめるデータ集めに時間がかかるかかる。

企業の財務諸表などを取り寄せて調べたりしていたら、数時間もかかってしまうので、かなり効率的ではないんですよね。

でも実は、計算しなくてもすぐに1株純資産が分かる方法があるんですよね。

ついでに、数ある割安株のどれを選べばいいのかが分かれば、さらに時短に♪

どうです?

とても知りたいでしょう?

そこで今回は『これでかなりの時短!8秒程度で分かる1株純資産と割安株の選び方』と題して、計算無用で1株純資産を知る方法や、どんな割安株を選べばいいのか?を紹介していきましょう。

この方法を知れば、かなりの時短になりますよ。

わずか8秒程度で分かる「1株純資産」

1株純資産は計算式に当てはめれば算出できるものなんですが、数値を割り出すのに時間がかかる。

仮に、1銘柄の実際の価値を算出するのに、企業の財務内容を見て、純資産や発行株数を調べるのに数時間もかかっていたのでは実践で使う事ができません。

サラリーマンの場合、帰宅後の限られた時間では10銘柄も調べられないでしょう。

実践で使うとなれば、1銘柄を3分以内。

それ以上かかるのなら、あきらめるしかありません。

別にそのままでもいいと思うのなら、時間をかけて1株純資産を算出すればいいのですが、どこかで必ず「ねぇ…早くぅ…」となってしまいます。

でも、これが実は、わずか8秒程度で知る事ができるんです。

たった8秒程度で、1銘柄の1株純資産が分かるんですね。

わずか8秒程度で1株純資産を知る方法

「わずか8秒程度で1株純資産を知る方法」を説明する前に、以下の個別株価情報を見てほしい。

個別株価情報(例)
※Google個別株価情報より(ランサーズ2022/04/06時点)

この銘柄の投資データのうち、BPSは106.18。

つまり1株純資産は106円という事になる。

すでに気付いたと思いますが、このチャートには始めから1株純資産が記載されているのです。

それはBPS(1株あたり純資産)の項目を見ればすぐに分かる。

そもそもチャートなどの情報は"プロが扱う特別なもの"というワケではありません。

書店でもチャート誌は売られていますし、個別株価情報のようにインターネットで誰でも無料で簡単に情報を手に入れる事ができます。

1株純資産を調べようと思った時に、チャート誌が手元にあれば、お目当ての銘柄のページを開くだけ。

銘柄コードが分かっていれば、8秒もかからないでしょう。

インターネットの個別株価情報ならお目当ての銘柄を探してクリック1回ですぐに表示される。

こちらも8秒以内で調べられるハズ。

もしあなたがサラリーマンなら、帰宅後のわずかな時間で実際の価値よりも安く売られている銘柄を見つける事ができるんです。

「1株純資産100円以上」「純利益有り」の株は買うべし

1株純資産の調べ方については理解できたと思います。

実際の価値よりも安値で取引されているのが割安株。

実際の価値とは、1株純資産の事。

つまり、割安株とは1株純資産よりも安い株価で取引されている銘柄の事でしたよね。

※1株純資産については、以下の記事でも説明しています。

 

リスクの小さいトレードをするには、株価が1株純資産よりも低い銘柄を買えばいいんですよ。

現在の株価と1株純資産の差が大きいほど、利益が出る確率は高い。

「1株純資産よりも安い株を買えばいいのね。株で儲けるのは簡単そうだわ♡」なんて思った人もいるかもしれませんね。

でも、ここで忘れてはいけない事が1つある。

それは「企業が倒産するリスク」です。

いくらその銘柄が割安でも、倒産したら儲ける事はできません。

それには「有利子負債額」や「1株純資産の増減」、その他いくつかの項目を調べなくてはいけない。

それでも、以下の2つの条件をチェックすれば、おおむね大丈夫でしょう。

2つの条件
1株純資産が100円以上
純利益の有無
この2つの条件は、「稼ぐためのふるい」と考えていい。
この"ふるい"を使って、割安で、なおかつ安全な銘柄を選別していくんですね。

「1株純資産が100円以上の銘柄」を選べ

企業の業績が悪く、純資産が減ってくると当然、1株純資産も低くなってきます。

たとえば以前、産業再生構成機構の支援で再建を図っていたカネボウは、支援を要請してから株価が大幅に下落した。

要請前の1株純資産は、03年3月期でたったの1円。

1円のものが、100円以上で売買されていたワケです。

また、以前のダイエーの1株純資産を見てみると、03年3月期がマイナス415円で04年3月期がマイナス289円となっています。

マイナスなのだから、巨額な負債を抱えているという事は一目瞭然。

まぁこれは極端な例ですが、私の経験から言えば、1株純資産が100円以上あれば、倒産する確率は低いと言えますね。

そのため、1株純資産が100円以上の銘柄を選ぶようにしましょう。

「純利益がある銘柄」を選べ

たとえ赤字が出たとしても、資産があればすぐに倒産する事はありません。

ただその代わり、せっかく貯めた資産が減っていく事になります。

では、そのまま赤字が続けば、どうなるでしょうか?

いずれは資産を全て食いつぶしてしまう事になりかねません。

そうすると、残念ながら倒産してしまいます。

そうならないためにも、1株純資産を減らさないように、利益を出している企業を選ぶ事が大切なんですね。

 

と、ここでもう1度、安全な割安株の見つけ方をまとめておきましょう。

1株純資産よりも安値
1株純資産が100円以上
純利益がある

これらの条件に該当する銘柄を探し、タイミングを見極めてトレードするんですね。

これさえできれば、あなたも"株で稼げる、企業戦士サラリーマン"になれますよ。

まとめ

さて、今回は『これでかなりの時短!8秒程度で分かる1株純資産と割安株の選び方』と題して、計算しなくても1株純資産を知る方法や、数ある割安株のどんなものを選べばいいのか?を紹介しました。

この記事をまとめると以下の通り。

通常、1株純資産を割り出すのに時間がかかるが、チャート誌やインターネットで調べれば、すぐに分かる
・ 割安株を選ぶ時には、「企業が倒産するリスク」を頭に入れておく
「1株純資産をが100以上」で「純利益有り」の割安株を選ぶ
1株純資産を算出するのに必要な"純資産"や"発行株数"を割り出すのに意外と時間がかかってしまい、せっかくの割安株を探し出すチャンスを逃してしまうかもしれません。
でも、チャート誌やインターネットの個別株価情報を見れば、わずか8秒程度で1株純資産を知る事ができます
ぜひ、この方法を活用して割安株を見極めてもらいたいですね。

かぶらば先生
浮いた時間で、割安株をたくさん見つけちゃいましょう!
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