信用取引はやっても良い!?失敗しないための頭のいいリスク防止法

カブエ
信用取引に挑戦しようとしてたんだけど、リスクの事を考えたら何だか怖くなってきちゃった💦
やっぱり信用取引って、やめた方がいいのかな?
それとも、このままやっていった方がいいのかなぁ?

かぶらば先生
初めてだから不安になりますよね。
でも、リスクを理解した上で、メリットだけを活かすようなトレードを心掛ければ、信用取引で失敗する事はありませんよ。
これまでに何度か信用取引のメリットやデメリットについて説明してきましたが…
「もう!信用取引をけしかけたり、脅したりしてるけど、本当はどうしたらいいの!?」
「信用取引をした方がいいのか、それともやめた方がいいのか、どっちなのっ!?」
そう思っている人もいるでしょう。
でもね。
ちゃんとリスクを理解した上で、メリットだけを活かすようなトレードを心掛ければ、信用取引で失敗する事はありません。
そんなに不安にならなくても大丈夫です。
そこで今回は『信用取引はやっても良い!?失敗しないための頭のいいリスク防止法』と題して、信用取引をやるかやらないか悩んでいるあなたに、失敗しないためのリスク防止の方法を紹介していきましょう。

信用取引を利用した方がいい理由

信用取引のメリットは、"資金が少なくても手持ち以上のトレードが可能で、株価が下がる時にも利益を出せる"という事。

そしてデメリットは、"リスクが大きくなる"という事でしたよね。

でもここまで説明すると、「信用取引って、シた方がいい?それともやめた方がいい?何だか…不安なの…」と思った人もいるはず。

まぁ結論から言うと、信用取引は利用した方がいい。

いや、利用するべきだ。

ただ、それには条件があります。

それは「リスクをよく理解した上で、メリットだけを活かすようなトレードを心掛ける事」ですね。

その具体的な条件は、以下の2つになります。

メリットだけを活かすトレードの条件
限度額いっぱいまで取引しない
早めにロスカットする

限度額いっぱいまで取引しない

まず1つ目の条件は、限度額いっぱいまで取引しないという事です。

手持ち資金の約3倍まで取引できるのですが、これは「絶対に3倍」というワケではありません。

別に、2倍でもいいんです。

私の経験上、2倍までなら、それほど危ない取引ではありません。

資金が50万円なら100万円まで、100万円なら200万円までの取引に抑える事。

取引額を2倍までに抑えるようにしていけば、とてつもないリスクを負う可能性は格段に減るんですね。

早めにロスカットする

2つ目の条件は、早めにロスカットするという事。

かぶらば先生
ロスカットとは、含み損が生じている投資商品を見切り売りして損失額を確定する、損切りの事です。
つまり、損失が出ると分かった上で、早めに決済する事ですね。
このロスカットを早めに行えれば、損失の拡大を防げるようなります。
特に、カラ売りのリスクは青天井なので、信用買いよりも、早めにロスカットするべきなんですね。
そのため、トレードをする前に、ロスカットのタイミングを決めておくことが大切になりますよ。
…と、この2つの条件を守っていれば、信用取引のリスクはかなり抑えられます。
デメリットを抑えて、メリットを活かす事ができるワケですね。
まぁ必要以上に恐れる事はありません。
信用取引を賢く利用して、儲けていくべきなんですね。

追証とは?

信用取引について、もう1つだけ確認したい事が「追証」についてです。

かぶらば先生
追証とは、追加委託保証金の事です。
つまり、信用取引の担保として、追加で預ける資金ですね。
そして追証を説明する上で欠かさないのが「委託保証金率」です。

委託保証金率とは?

まず、「委託保証金率」から説明していきましょう。
委託保証金は、担保の事。
この担保は、証券会社が定めた水準を保たなければいけません。
買った株の代金やカラ売りした株の代金の合計に対して、担保の額がどのくらいの比率になるのか」を示すのが、委託保証金率です。
少しピンとこない人もいると思うので、例を挙げて説明しよう。
たとえば、信用取引で買った株の代金が300万円だったとしましょう。
担保である、補償金の額は100万円。
この場合、300に対して100なのだから、委託保証金率は33%になる。
委託保証金率の計算方法
委託保証金÷株の代金の合計×100=委託保証金率(%)
通常、委託保証金率は30%を維持していれば良いとされています。
でも株価は上下に変動するので、信用取引で仕掛けている銘柄に、含み損が発生する事もある。
含み損分の金額は、補償金から差し引かれます。
すると委託保証金率が低下するというワケなんですね。

追証は、売買テクニックが未熟な投資家への警告

委託保証金率が多少低下しても、証券会社は補償金を催促してくる事はないでしょう。
とは言え、最低でも維持するべき基準というものはあります。
通常は25%の委託保証金率を維持しなければいけません。
追証とは、この「最低維持率」を割った時に証券会社が求めてくる保証金の追加を指します。
つまり「ねぇ…最低維持率を割ったから、口座に資金を入金して、保証金率を上げてくださらない?」という事なんですね。
保証金の追加には期限があります。
相場は日々動いていき、さらに保証金率が下がる事もあり得るし、それはいつまでも待ってくれない。
翌々営業日の12時が期限になっている。
それまでに入金して保証金率を上がる事が出来なければ、信用がなくなってしまうので、信用取引で仕掛けている株は強制的に決済されてしまうんですね。
追証とは、単なる委託保証金率低下したお知らせではありません。
売買テクニックが未熟な投資家への警告だと、とらえるべきなんですよね。

まとめ

そこで今回は『信用取引はやっても良い!?失敗しないための頭のいいリスク防止法』と題して、信用取引をやるかやらないか悩んでいるあなたへ、失敗しないためのリスク防止の方法を紹介していきました。
この記事の内容をまとめると以下の通り。
信用取引は利用するべき
限度額いっぱいまで取引しないようにする事が大切
損失を拡大させないためにも、早めにロスカットする事
最低維持率を割った時に、すぐ入金できるように細心の注意を払っておく必要がある
初めて信用取引をする人にとって「うまくできるだろうか」「失敗して損失を抱えたりしないだろうか」といった不安はつきもの。
でも、この記事の内容を確認して頭に入れてもらえれば、リスクを負う可能性も格段に少なくなります。
信用取引をうまく活用して、資産形成をやってみて下さいね。

かぶらば先生
リスクを理解した上で、メリットだけを活かすようなトレードを心掛けて信用取引を利用していきましょう。
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